海外：デザイン保護法（意匠法）
韓国のデザイン保護法（意匠法）が改正されます。
2025-01-16
韓国でデザイン保護法が改正されます。
１：懲罰的損害賠償の範囲の拡大
商標と同様、韓国のデザイン権侵害に対する損害賠償の限度額が3倍から5倍に拡大されます。
施行期日は2025年7月が予定されています。
既に不正競争防止法、特許権侵害の損害賠償の限度額が3倍から5倍に引き上げられていますが、今改正で商標と同様、デザイン保護法での損害賠償の限度も5倍に引き上げられます。
２ 審判官による即登録決定が可能になります（2025年1月から施行中）
これまではデザイン出願に対する拒絶決定不服審判において審判部が登録決定されるべきと判断した場合、特許庁(審査局)に差し戻しをし、その後審査官が再び登録決定処分をする必要があった。そのため、登録まで遅れてしまうという問題点があった。このため特許庁では、特許審判院が出願されたデザインに対して登録決定することが妥当でありその他の争点がないと判断する場合には、審査局への差し戻しなしに直接審判官が審決として登録決定することができるように審判実務を改善した。