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海外:特許・実用新案法

韓国で特許法・実用新案法の実施行為に輸出が追加されます

2025-01-24

韓国では既にお知らせ致しました、デザイン保護法(懲罰的損害賠償を3倍から5倍まで請求ができるように改正)、商標法(①懲罰的損害賠償を3倍から5倍、②異議申立期間を2月から30日への短縮)という改正の他に、特許・実用新案法でも以下の点が改正となります。施行日は商標法及びデザイン保護法と同様に本年度の7月に予定されています。
【特許・実用新案法の改正】
1 特許・実用新案の実施行為に輸出を追加
特許・実用新案の実施行為に輸出を追加(韓国特許法2条、同実用新案法2条)することしました。これにより、権原なく輸出行為を行った者に対しては差止や損害賠償を請求することができるようになります。

2 延長登録制度の見直し
特許発明(医薬品・農薬)の実施に必要な許可等によって浸食された期間を最大5年間延長させる制度(韓国特許法89条)ですが、延長された特許権の存続期間は延長許可を受けた日から14年を超えることはない点(日本法ではこのような制限規定はない)を規定しました。

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