海外：お知らせ
米国で審判の答弁書提出期限を変更へ
2025-09-08
米国特許商標庁（USPTO）は、商標審判部（TTAB）における答弁提出期限を、2025年9月4日付で40日から60日に延長されました。この変更は、商標登録異議申立事件と取消申立事件の両方に適用されます。
その要因は以下の通りです。
１：マドプロの規則改正に対する対応
マドリッド規則第17条(2)項(vii)の脚注2は、60暦日または連続60日が2か月の要件を満たすことを明確にしています。
そのため、40日間では条約規則上の義務の履行を図ることができませんでした。
２：利用関係者からの意見
従来の40日間という期限は、利用者の多くにとって短すぎるとの意見がありました。
この変更によって、答弁書作成に十分な時間が確保され応答することができることが期待されています。