海外：商標法
アルバニアで新商標法が発行されました
2025-09-22
【商標法の改正】
１ 内容の変更
⑴ 伝統的なワイン用語、保護植物品種の名前、および保証された伝統的な特産品の登録を禁止しています。
⑵ 商標主の承諾なく代理人に等により登録された商標権は、商標主に返還されます。
⑶ 商標権は合併や相続、裁判所の判決によって移転ができます。
⑷ 契約書に明示的に記載がなされている場合には、使用権者はサブライセンスを行うことができます。
⑷ 商標権の放棄を行う際には使用権者の承諾が必要です。
⑸ 並行輸入は禁止され商標権者はアルバニア税関または国内市場検査局に直接行政手続きの申し立てができます。ただし、輸入者が異議を唱える場合は、訴訟で審理がおこなわれます。
２ 手続き改正
１ 特許庁に対する回答期限が３箇月から２箇月に短縮されました。
２ 控訴委員会に控訴する期限は45日に延長されました。
３ 異議申立に基づく暫定拒否への回答期限は３箇月から4箇月に延長されました。
４ 異議申立および無効訴訟（無効審判制度はないが、裁判所に対し無効を提起できる）において、異議申立人は、訴訟の少なくとも5年前に登録されていることを条件に、先商標の使用の証明を要求することができます。そのような証拠を提出しない場合、異議申立の拒否または無効化が発生します。
５ 商標の更新は、6か月前から最大12か月前まで申請できるようになりました。