海外：意匠法
中国でグラフィカルユーザーインターフェースを含む製品設計特許出願ガイドライン」が公示されました
2025-12-11
2025年12月5日、中国国家知識産権局が「グラフィカルユーザーインターフェースを含む製品設計特許出願ガイドライン」を公示しました。
GUIを含む製品設計特許出願の具体的な指針は以下の通りです。
1: 動的なGUIの表示方法（変化するGUIの扱い）
GUIが静的な画面だけでなく、操作や時間経過によって変化する動的なものである場合、その変化のプロセスを適切に表現することが求められます。
2：非表示部分の扱い（意匠登録を求めない部分の明示）
出願人が意匠権の保護を求めない部分（例えば、製品の一般的なボタンや、GUIの背景など）がある場合、その部分を明確に区別して表示する必要があります。
3. その他の重要な基準
⑴GUIの保護対象
GUIは、それを組み込む製品と一体となって意匠として保護されます。
例: 「携帯電話のGUI」「テレビのGUI」など。GUI単体では意匠として成立しません。
⑵保護されないGUI:
・ゲームやコンテンツの映像そのもの。
・写真、壁紙など、機能と無関係な単純な画像。
・国旗、標識など、公序良俗に反するもの。
・単なる技術的な機能を示すもので、美感を伴わないもの。