海外:商標法
中国で商標法改正に向けて初審議が開始
2026-01-04
2025年12月、中国の最高立法機関である全国人民代表大会(全人代)常務委員会において商標法改正草案の「初審議(第1回審議)」が行われました。
今回の改正は、2019年の改正以来、約6年ぶりとなる第5次改正に向けた大きな一歩です。
1:改正の最大の目的:悪意のある出願の根絶
⑴:「使用目的」の厳格化
・出願時に「真実の使用意思」があることを明確に要求
・使用目的がない出願は拒絶・無効化の対象
⑵:商標トロールへの制裁強化
・悪意のある出願人だけでなく、それを知りながら代理した商標代理機構に対しても、行政罰(罰金)や業界追放などの厳しい制裁を科す方向です。
2:権利行使の適正化と濫用防止
⑴:損害賠償の適正化: 実際に商標を使用していない権利者が、他社に対して高額な賠償金を請求することを制限します。
⑵:信義誠実の原則: 権利行使にあたって「誠実さ」を欠く行為(濫用)に対する対抗措置が明文化されます。
今後の予定
中国の立法プロセスでは、通常2〜3回の審議を経て成立します。
今後のスケジュール: 2026年中に第2回、第3回審議が行われる可能性があります。
その場合、早ければ2026年後半から2027年頃に施行される可能性があります。





