国内:税関
税関:商標権侵害物品の輸入差止状況(令和7年度発表)
2026-03-08
財務省が公表した令和7年の輸入差止実績によれば、偽ブランド品などの商標権侵害物品が依然として大半を占めています。
差止件数は29,685件(92.1%)、差止点数は469,878点(61.5%)で、正規品換算の推計価額は約180億円となっています。
知的財産侵害物品全体では、1日平均87件・2,091点を水際で差し止めています。
なお詳細は以下の通りになります(商標中心)。
1: 仕出国と輸送形態
侵害物品の仕出国は中国が最も多く、件数の82.8%、点数の66.8%を占めています。
次いでベトナム、韓国、台湾が続き、台湾は件数が大幅に増加しています。
輸送形態では郵便物が件数の86.5%を占め、小口輸入が中心となっています。
一方、点数では一般貨物が68.8%を占めています。
2: 主な差止品目と危険物品
差止品目は衣類、バッグ類、靴類が中心です。
また、医薬品、自動車部品、浄水器カートリッジ、電気毛布など、健康や安全に影響を及ぼす危険物品の差止めも行われています。
3:差止回避手口と法的措置
ロゴをワッペンやシールで隠す偽装や、他の貨物に紛れ込ませる隠匿など、手口が巧妙化しています。
令和7年末時点の輸入差止申立ては816件で、商標権が534件と最も多くなっています。また、商標権侵害物品を密輸入しようとした事案について、各地の税関が関税法違反で告発を行っています。





