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中国2026年第1四半期知財統計:意匠と商標が回復基調に
2026-04-20
中国国家知識産権局(CNIPA)が発表した2026年3月までの統計によると、意匠と商標の分野で活発な動きが見られました。
2026年第一四半期 知的財産統計動向:意匠・商標が堅調な回復
このほど発表された2026年第一四半期の知的財産統計によると、昨年の減少傾向から一転し、意匠および商標の登録件数が堅調な伸びを見せています。
1. 意匠登録:国内外ともに安定した成長
意匠登録は、前年同期比で8.6%増(174,870件)と、引き続き右肩上がりの推移を見せています。
国内分: 前年比8.9%増と全体を牽引しており、国内市場におけるデザイン保護の意識が依然として高いことが伺えます。
外国分: 前年比2.4%の微減となりましたが、全体としては高い水準を維持しています。
製品の差別化戦略として、デザイン(意匠)の重要性が改めて認識されている結果と言えるでしょう。
2. 商標登録:前年の落ち込みから「V字回復」
商標登録(一般商標)は、前年同期比8.1%増(1,190,219件)を記録しました。昨年の減少局面から一転し、市場の活気が戻りつつあります。
国内分: 8.7%増と大きく伸長しており、新規事業の立ち上げやブランド展開が活発化していることが示唆されます。
外国分: 一方で外国分は12.7%減となっており、海外からの出願については慎重な動きが見られます。
3. 法的手続きの動向
商標に関連する法的な手続きについても、明確なトレンドが出ています。
異議申立:7.1%増
却下再審:9.2%増
無効申立:7.6%減
登録件数の増加に伴い、権利の有効性を巡る争い(異議申立や再審)も活発化しています。一方で無効申立は減少しており、登録前の精査や審査段階での攻防がより重要になっている傾向が見て取れます。





