海外:お知らせ
タイの上半期の出願動向(意匠・商標)
2026-08-25
タイ知的財産権局は2026年の出願統計を公表しました。
【意匠】
タイにおける意匠特許は、以下の通りです。
出願件数: 3,179件(前年同期比 +5.79%)
登録件数: 3,630件(前年同期比 +45.03% の大幅増)
申請者の内訳: タイ国内が 60%、海外企業等が 40%
登録件数の大幅な増加は、審査プロセスの円滑化やデザイン保護への意識の高まりを示しています。出願者ではタイの大学が上位を占めるほか、ドイツのバイエルスドルフAGのようなグローバル企業も存在感を示しています。
また、注目される主要デザインカテゴリーの一つである「自動車および関連機器(279件)」は、長年にわたりタイを東南アジアにおける一大自動車製造拠点として発展させてきた日系自動車メーカーや関連サプライチェーンの活動等によるものであり、現地での意匠保護の重要性を色濃く反映しています。
【その他の分野別出願比率】
繊維(424件)、パッケージデザイン(283件)、自動車および関連機器(279件)、宝石(255件)、建設機械
【商標】
「商標」は国内申請者シェアが56%を占めていますが、多くの外国企業もタイ市場向けにブランド展開を行っています。
さらに、日本企業にとって見逃せない最新の動きとして、2026年前半にはタイ商務省知的財産局(DIP)において、日本特許庁(JPO)やJETROなどの働きかけにより「JAPAN」の文字を含む商標登録出願の運用緩和が実現しました。これにより、日本で既に登録されている商標であれば、タイでの手続的負担が軽減されるなど、両国間の知的財産における協力関係やビジネス環境の利便性が着実に向上しています。





